病原性大腸菌 O-157 は、 腸チフスなど経口伝染病に匹敵するほど、非常に強い伝染力を持っています。 この O-157 に対する納豆菌の発育阻害効果が確認され、最近の実験でもわずか 数日で病原性大腸菌 O-157 が死滅したという結果が出ています。
人間の腸の中には約100種、100兆もの腸内細菌がいると言われています。 その腸内細菌の中で、人間の健康にとってよい働きをするものを善玉菌、 悪い働きをするものを悪玉菌と呼んでいます。
納豆菌は、乳酸菌などの体にいい善玉菌は増やす働きをし、ふだん腸内に いないような悪玉菌に対して抑制力のある体にやさしい菌です。
また、納豆菌は腸内で1週間近くも生き続ける働き者です。
血栓は血管の中にできる血の塊です。この血栓ができると、血液の流れが 妨げられ、そこから先に血液が送られなくなります。こうした状態が心臓 で起これば[心筋梗塞]、脳内で起これば[脳梗塞]を引き起こします。
日本人の場合、老人性のボケ(痴呆症)の約60%が血栓症が原因だそう です。
納豆のにおい成分である“ピラジン”は血栓が出来るのを防ぎ、ネバネバ 成分に含まれる“ナットウキナーゼ”は血栓を溶かしますので心筋梗塞や 脳梗塞を予防するそうです。また、ボケ防止にも役立つそうです。

血栓溶解剤として病院などで投与される、尿から抽出した"ウロキナーゼ" という酵素は、非常に高価な薬ですが、効果は30分程度しか続かないそ うです。
ところが”ナットウキナーゼ“は効果が8時間も続き、納豆を1パック (約100g)食べるだけでよいと言われています。
ただ、この”ナットウキナーゼ“は熱に弱く、70℃以上では効力を失う そうなので、血栓予防を期待するのであれば、生でたべるのをおすすめい たします。
最近注目を集めている『骨粗鬆症』。これは、長年の生活習慣などにより 骨の量が減ってスカスカになり、骨折をおこしやすくなっている状態、も しくは骨折をおこしてしまった状態のことをいいます。
じつは、この『骨粗鬆症』に効果があるのが“ビタミンK2”であるという 事がわかってきました。

骨の主成分はカルシウムですから、カルシウムを多くとっていれば良いと 思われがちですが、カルシウムを骨に吸着しやすくするのが"ビタミンK2" です。
納豆菌は様々なビタミンを作り出しますがビタミンK群も豊富に作り出し ます。ビタミンKは骨粗鬆症の薬として認可されています。
納豆をよく食べている地域の人には、ガンが少ないことが以前から指摘さ れています。金沢大学の亀田幸雄教授によって行われた動物実験では、ハ ツカネズミの両足の付け根に発癌物質を移植し、2〜3日後に片方の足だ けに納豆菌を注入してその後のガンの発達を観察したところ、納豆菌を注 入しなかった足にはガンが発生していたが、注入したほうの足にはガンは なく、あったとしても半分以下の確立だったそうです。
納豆菌がどのようなメカニズムでガンを抑制するのか詳しく解明はされて いませんが、ガンを抑制する何らかの成分が含まれているということは間 違いないようです。